LUNGS レポート③
突然喧嘩を始めたWとMを呆然と見つめる。
どうやら場所はIKEAで、突然Mが子供を持つことについての話題を持ちかけたみたい。
人に注目されて、パンダのぬいぐるみ持った子供にも見られてて、アメリカのコメディーみたいな最初の喧嘩。
頭を冷やすために先に車で待つらしいM。
あまりに遅くて、イライラしつつ心配をするM。(何て心が広いんだ。
うちの夫ならもうとっくに一人で帰ってるぞ。)
そこからまた喧嘩が始まり、家に帰ってお酒を飲みながら議論する。
子供に支配されたくない、自分の人生を歩みたい、みたいなことを言っていたかな…。
人間を産み落とすことによって、CO2排出量がどれくらい増える…とか、子供を持たないことが良いこと…たくさん産む人を悪い人と表現…
今までの自分の人生の中で考えたこともないようなワードが飛び出す。
この時の2人はとにかく、“地球のため”に良い人になりたい、と議論する。
“地球のため”と言う思考の元では、頭がいい人は子供を持たないし、なんか…ほれ、えーっと〜…環境のために色々する。(割愛w)
そんな2人を見た私の感想はとてもシンプル。
「こんなこと言ってるうちは子供を持つべきじゃないなぁ!(上から目線)」
じゃあ、何で2人はあんな議論をするの?
と言う疑問は後ほど。
この2人は、子供を持つと言う現実が見えてなくて理想論を語る人たちだと思ってたんだけど、Wが語る“子供を持った後の生活”はとてもリアルだった。
この人は実はちゃんと現実が見えてる。
本当に頭がいい人なんだなぁと思った。
どの場面だったかな、「妊娠前の自分には二度と戻れない」って言ってて…あ〜、本当にそうだよなぁって。
私が第一子を産んだすぐ、看護師さんたちが私のことを「ママ」って呼んでくるの。
最初はそれが凄く違和感で、恥ずかしくて、その呼び方の中に自分を見つけられなくて。
だけど、今はそれが普通になってる。
(むしろそれ以外の何者でもなくなってる…ぴえん。)
そのことを思い出して、あぁ、産む前のあの頃の自分には二度と戻れないな。(体型的にもw)と実感したんだよ。
だからWの思考って「人生2回目ですか?(´◇`)」って聞きたくなる時もある。
結局、どうして欲しいのかの問いに対して、ぎゅーすれば良いみたいになって、ちょっとー♡こーゆう可愛い部分もあるんだー♡とほっこりしたよ。
私たちはまだ若い。そうだ、クラブに行こう!的な時もMのお尻ぶっ叩いて連れて行くし、Wはすごい。
そんなこんなで、場面は急に1週間後の世界に。
すると、子供を持つ決意をしたことをMに話すWの姿が。
「え…ええーー!Σ(°д°ノ)ノ」
1週間で何があったんや!!???